只今、暗礁に乗り上がっています。。。 土地通過許可を求めて別の地主さん行脚へ

2016年5月20日 晴れ

行動することで道はひらける。でも、行動するたびにいつもうまくいくとは限らない。そんなこと勿論わかっていたし、超えたことのないハードルがやってくるに違いないとも予想していた。

今、我々の前に立ちはだかっているハードルは、自分たちの努力だけではどうにもならないものだけになかなか手ごわい。

それは、「土地の通過許可」をもらうこと。再生したいサルタバレーの土地は公道から少し離れた場所にあり、別の人の土地を通らせてもらわないと入れないというわけ。。。

   写真:地主Iさんを訪ねての道すがら乗り換え駅で

 

サルタバレーの土地に隣接する土地は複数あり、それぞれの地主さんとコンタクトをとるためには、管轄の法務局で登記簿謄本を閲覧し所有者の住所とお名前を調べさせてもらうことになります。

もちろん、私たちには初めてのことだし、平日は会社があるのでこれが結構大変。これは調査担当のシマちゃんが調べてくれた。

 

新たに分かった地主さん2人は、東京都町田市と神奈川県横浜市にお住いのHさんとIさん。

日本の何処か遠くの場所にいらしても不思議でないのに、お2人とも比較的お近くにお住まいとは!

まずは、住所を頼りにご挨拶とお願いに訪問することに。

 

いきなり訪ねて行ってお会いできるのか?!

お会いできる確率はかなり低い。

でも私たちはほんの僅かな可能性にも賭けたい、そんな心境になっていたので、Googleマップを頼りに向かいました。

 

Hさんのお宅まで無事にたどり着くと、お昼前。

歩いてお腹も空いたし、緊張で喉もカラカラ。

ありがたいことに目の前にカフェ(こんな住宅街に奇跡的に1軒のカフェ)があり、ここに入って体制を整えることに。若いオーナーの作る美味しいホットサンドで腹ごしらえして、念入りにリハーサルをする。

 

セールスや宗教勧誘と間違われ、ドアを閉められてしまわぬよう、最初の話し方が肝心だ。来訪目的を的確にお伝えしなければいけない。

 

そして、カフェのオーナーさんに見送られ、Hさん宅の前に立った。

がしかし、Hさんにはお会いすることはできなかった。

それなりに緊張していたので、ちょっと拍子抜けしたが、やはり、アポなしで訪問だから仕方ない。

でも、確かにHさんがこちらにお住いのことは確認できたのだから一歩前進だ。と、考えよう。

(昨今、電話番号も調べられないし、もしわかったとして、電話してアポが取れるのか疑問だ)

 

続いて、もう一人の地主Iさんを訪問。

Hさん宅から駅までの道を戻りながら、お互いしゃべり続ける。不安やネガティブな思いを近づけぬように。

そこから電車に乗り、1回乗り換えて約40分、地主Iさんの最寄駅に到着。同じくGoogleマップで確認しながら向かうとIさん宅はすぐ見つかった。

 

門の前でふぅ~っと大きく深呼吸、そして監視カメラの付いたインターホンを押す。

応答なし。間をおいてもう一度押してみたが返答なし。やはり、こちらもお留守のようだ。

周りにお茶などできるお店も見当たらないので、ひとまず最寄駅まで戻って時間つぶし、再度夕方お訊ねすることにした。

 

駅に戻ると、結構人はいるのにお茶を飲めるお店が無いことに気付く。クリニックと薬局ばかりだ。通りかかったベビーカーを押した女性に尋ねると、大型スーパーの2Fにカフェがあると教えてくれた。

そこで夕方まで(今後のプランを語り合って)過ごし、再訪問。

あっ、雨戸が全部閉められている。ということは、帰宅されたんだ。

と、喜んだのもつかの間、やはり、インターホンには応答なく、結局、お会いすることは叶わなかった。

 

辺りは夕暮れに包まれ、さすがに少し重くなった足取りで戻りながら、それぞれお互いの心情を思いやる。

いつも思うように行くわけないよね。

徒労に終わることもあるさ。でも、行動することでしか得られないこともある。

今日、地主さんお2人には会えなかったけれど、断られたわけではない。次回訪問するときは、先に文書をお送りしてから訪問してみよう。

 

それに、今日は2人の間でとてもいい話ができたと思う。

シマちゃんの中にずっと封印されていた才能と夢を紐解くことができたんだ。

それが、今日の一番の収穫だったかもしれない。

 

やっぱり、顔を突き合わせて話すことって大事!

さあ、めげずに頑張ろう。